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2009 WEBアニメスタイル「シナリオえーだば創作術」

[访谈翻译] 首藤刚志动画创作手记 第203回:番外篇 敬请提高警惕(首藤惨遭电话转账电信诈骗、警车奔赴涉谷署五小时笔录惊魂)

首藤刚志

WEBアニメスタイル「シナリオえーだば創作術」 2009.11.25 约 4 分钟 原文 ↗

第203回 番外篇 敬请提高警惕

世の中、色々なことが起きる。

人世间,当真是无奇不有、祸福难料。

気をつけろとは年中聞いていたが、午前中に電話を使った「振り込み詐欺」に合い、そのやり方が従来と変わっていたらしく、パトカーで渋谷の警察署に連れて行かれて、ついさっきまで、5時間以上、犯人らしきグループの手口(少なくとも4、5人の気の合ったグループが必要)を調べられていて、このコラムを書く時間がなくなってしまった。申し訳ない。

虽然一年到头耳朵都听茧了“千万小心电信诈骗”,但就在今天上午,我竟然亲自着了电话转账电信诈骗的道!而且据说对方采用的是一种前所未有的新型改良手法。结果我大清早直接被警车一路拉到了涉谷警察署,直到刚才为止整整五个多小时,都在配合警方详细调查排查犯罪团伙的作案手法(据说至少需要四五人配合默契的团伙运作),搞得我今天根本没能抽出时间写常规专栏,实在万分抱歉!

公共機関の名を語った詐欺で、僕自身うすうす気がつきながら、それでいながら瞬間的に、ある程度の額が預金から消えた。

那帮家伙打着公共权威机关的名号招摇撞骗,我自己其实也隐隐察觉到了破绽与可疑之处,然而就在那眨眼的一瞬间,银行账户里一笔不小的存款就这样凭空蒸发了。

いわゆる詐欺が成立してから、僕が通報するまで10分かかっていない。

从所谓的诈骗转账彻底得手,到我抓起电话火速报警,前后耗时甚至连十分钟都不到。

その金額が、僕にとってはいささか微妙な額だ。僕は、犯罪ものや推理物を書かないが、物書きの性格上、「スマートな詐欺」の方法を考えたこともなんどもあり――もちろん実践はしないが――そのやり方の範疇ではあったのだ。仕掛けが面倒くさいし、準備やお金もかかり時間もかかるので、まさか実行されるとは思っていなかったのがうかつだった。

被卷走的涉案金额,对我而言着实是个不大不小的微妙数字。我虽向来不碰涉案罪案或本格推理题材,但出于编剧职业的本能毛病,脑海里无数次确实构思过种种“高智商优雅诈骗”的剧作把戏——当然这纯属纸上谈兵绝不会付诸实践——而对方今天使用的这套路数,恰好完全落在我当年的剧作设想范畴之内!只是因为这种机关布置过于繁琐耗时、前期准备与资金成本极高,我一时大意,万万没想到这世上真会有犯罪分子当真不惜工本把它搬到现实里来执行。

その手口を詳しく書いて、まねをされると困るので書かない。

具体的手法若是在专栏里和盘托出,万一被不法之徒有样学样拿去为非作歹就麻烦大了,所以请恕我在此无可奉告。

詐欺をしかけた人達は、自分でも忘れているような僕の個人情報を知っており、金融機関(銀行)のセキュリティの甘さをかなり熟知し、「公共機関」の一般市民への対応の仕方も相当練習しているようだ。

这伙诈骗分子对我个人的隐私信息了如指掌,甚至连我自己都早已抛到九霄云外的底细他们都倒背如流;他们对各大银行金融机构的安全漏洞吃得极透,甚至连如何模拟“官方公共机关”对待普通市民的腔调口吻与心理博弈,显然都经过了极其严苛专业的反复实操演练。

僕が獲られたのは、「詐欺の犯人グループ」の1人ひとりの苦労に値するか疑問なぐらいの額だ。

从我这里榨取的这点油水,分摊到团伙里每个人头上,甚至让人怀疑究竟值不值得他们耗费如此庞大的心机与精力。

もっとも、日本中で同じことを同時刻にやれば、チリも積もってかなりの額になるだろう。が、同時刻にやるには、それだけ人数が必要になる。「よくやるよ……」と、ちょっと負け惜しみぶくみだが、僕は悔しいより笑っちゃうしかない。

当然,若是在全日本不同地区同一时间铺开流水线撒网作案,聚沙成塔之下倒也确实能卷走惊天巨款。但要想同一时刻协同操作,就必须投入海量的人力成本。心底里一边带着点不服输的嘴硬嘀咕着“这帮家伙可真下血本啊……”,比起捶胸顿足的懊丧,我整个人反倒只能哭笑不得、哑然失笑。

今度仕掛けられたら、だましかえしてグループを捕まえる方法をすぐ考え付いたほど、手口自体は巧妙だが、詐欺としての基本は簡単だ。

如果下次对方还敢故伎重施找上门来,我脑子里甚至瞬间就盘算好了如何反客为主、反向做局把他们一网打尽的诱捕剧本。手法表面看似天衣无缝,但底层的骗术骨骼其实万变不离其宗。

犯人グループからしたら、捕まるリスクもある犯行である。

站在犯罪团伙的角度来看,这也是一桩随时可能当场翻车落网的高危买卖。

本当に「よくやるよ……」だ。

打心底里,我只能由衷感叹一句:“当真是拼了老命啊……”

と、同時に、今の時代の不景気も実感した。

而与此同时,我也切身体会到了当今经济萧条世道的不景气。

警察への被害の届けとその調べは、長くても1時間ぐらいと思っていたのですが、5時間以上もかかった。

我原本以为去警署报个案、录个受害笔录,撑死了也就耗费一个小时左右;未料前后竟然足足折腾了五个多小时!

警察や銀行の処置は迅速だったが、それでも被害調査にそれだけの時間がかかる。

警方与银行方面的应急响应其实已经极其雷厉风行,但光是核实追查受害链条就必须消耗这般漫长的时间。

おそらく、お金は戻ってこないだろう。

被卷走的血汗钱,恐怕这辈子是休想再追讨回来了。

この事件、僕の寝不足のいささがぼーっとしていたうかつさが主原因だが、インターネットでの買い物などによる個人情報漏洩――たとえば、昨年、僕が病院に払った医療費(本人も覚えていない)や僕の収入の動きも漏れているようなのだ――、銀行とクレジット会社の癒着ともいえるかもしれない関係、コンビニのATMが簡単に使えるなど金融機関のセキュリティの甘さも手伝っていると思う。……桁違いだけれど、アメリカのサブプライムローン問題やリーマンショックなど、目先の利益のために、セキュリティがおろそかになったため、といえないこともない。

复盘这起案件,我因常年严重缺觉导致晨间大脑浑浑噩噩、一时疏忽固然是主要诱因;但深层原因,无疑在于日常网购等渠道导致的个人隐私大泄露——比如去年我在医院自费垫付的医疗费总额(连我自己都记不清了)、乃至我的银行流水变动,似乎全被黑市扒得一干二净!加之银行与信用卡公司之间盘根错节的利益勾结、便利店ATM随时随地插卡即用的松散风控,整个金融系统的安全防护简直千疮百孔。这与轰动全球的美国次贷危机和雷曼破产潮如出一辙:资本为了追逐眼前蝇头小利,彻底将底层风控抛诸脑后。

とはいえ、それを強く指摘し、セキュリティを強化すると、銀行預金の手続きが面倒で、銀行にお金を預ける人が少なくなり、今度は銀行がつぶれかねない。

然而话又说回来,若是因噎废食狠抓安全风控,导致银行各项存取款手续繁琐至极,老百姓便会彻底对银行望而却步,届时各大银行又将面临挤兑倒闭的灭顶之灾。

世の中、金回りが悪くなると、ますます不況になってしまう。

社会上一旦资金流动性枯竭,经济不景气的泥潭只会越陷越深。

警察の方から、1度起こった事は2度起きる可能性もあるので、家族、親せき、知人には、この「詐欺」が起こった事を伝え、注意を促してくださいといわれた。

警署的警官在临别时郑重叮嘱我:有了一次就极可能发生第二次,务必向家眷亲友广而告之今天发生的这起诈骗大案,提醒所有人严加防范。

あくまで、僕の思いですが、ATMを使う時は、できるだけ少額にした方がいいと思う。

仅代表我个人的血泪教训:日常使用ATM取款机时,能尽量小额操作就务必压低额度。

ご存知かと思うが、ATMによる相手の口座への振り込みは、現金では10万円が限度だけれど、キャッシュカードからだと1日に100〜200万までとなっている。いまどき、わざわざ相手の口座にお金を振り込むのに現金をATMに入れる人がいるのだろうか。

如大家所知,通过ATM向他人账户转账,若塞现金单笔上限只有10万日元;但若是直接使用银行储蓄卡刷卡转账,单日限额竟高达100万至200万日元!今时今日,谁还会傻乎乎抱着成捆的现钞往ATM机里硬塞呢?

まあ、面倒で手数料もかかるが、それぞれにとって大きいと思われる金額は、銀行の窓口を利用した方がよさそうだ。

虽然手续麻烦而且要收手续费,但凡是涉及大额资金往来,老老实实去银行人工柜台办理显然要保险得多。

キャッシュカードとクレジットカードが氾濫している現在、あらためてセキュリティの甘さ、個人情報を守ることの難しさを感じる。

在储蓄卡与信用卡满天飞的泛滥时代,我再次刻骨铭心地体会到了现代金融安全的薄弱脆弱,以及守护个人隐私信息如登天般的艰巨。

皆さんも、くれぐれもお気をつけて。

诸位读者朋友们,也请务必千万提高警惕、多加小心!

では……次回、元の話題に戻ろう。

那么……下一讲,我们再重新回归未尽的正题吧。

つづく

(待续)

■第204回へ続く

■待续至第204回

(09.11.25)

(2009.11.25)