[访谈翻译] 首藤刚志动画创作手记 第161回:宝可梦事件第2天(全国停播令下达、无声的剧本研讨会与没有恶意的创作尊严)
宝可梦动画初代总编剧首藤刚志亲笔手记第161回:3D龙事件爆发次日的深沉反思与剧组停摆现场。全日本逾700名儿童急救送医、上万人身体不适,大众媒体如食人鲳般嗜血扑咬。首藤坦然澄清:宝可梦官方与任天堂高层从未施加过任何删改封口压力,反而在惶恐中鼓励他记录真实的初创史。对比业内粗制滥造的乱象,首藤盛赞《宝可梦》每集经历3至4轮严苛剧本打磨、拥有独立成册的印刷台本、配音时全彩成片交付,是业界绝无仅有的良心模范。然而事件发生仅48小时,东京电视台正式下达无限期停播判决;例行剧本研讨会上,所有稿件全部封存叫停,主创们在窒息般的死寂中迎来了职业生涯中最灰暗的一天。
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逐段译读
第161回 宝可梦事件第2天
第161回 ポケモン事件2日目
病榻休更的自省,与在受害者同所医院里的创伤复苏
病気休載の自嘲と、被害者と同じ病院での追体験
原文
長い間の休載をおわびします。理由を説明すると、直接的には転倒事故を起こし救急車で病院に運び込まれ入院していたのですが、元の原因は、僕の不摂生による体調不良ですから、自業自得です。このコラムを、お読みいただいていた方達、またアニメスタイルのスタッフの方達には大変迷惑をおかけしました。申し訳ありません。その入院時の状況を詳しく説明すると、このコラムの本来の話題からそれて長くなってしまうので、休載直後から話を続けますが、今後ともよろしくお願いします。
译文
首先,请允许我为本专栏长期的停更向各位读者致以最深沉的歉意。解释起来,直接诱因是我失足跌倒摔成重伤、被救护车呼啸着紧急拉进医院抢救并长期住院;可追根究底,全因我经年累月毫无节制的生活作息拖垮了身体,纯属自作自受。让长久以来守候专栏的读者朋友、以及动画风格(Anime Style)编辑部的各位同仁蒙受莫大困扰,实在无地自容、抱歉之至。倘若在此巨细靡遗交代住院的狼狈详情,未免有偏离本专栏核心主旨之嫌,在此便不再赘述,直接衔接停更前的节点续谈,今后还望大家多多关照。
原文
で、1997年12月16日、日本中でTVの『ポケモン』を見ていた人たち(多くは子供)の一部が体調不良を訴え、700人以上が病院に搬送され、そのうち百数十人が入院した。重傷者はいたが、幸い死者はでなかった。病院に搬送されなかった方でも、その日の『ポケモン』を見て体調不良をもよおした人は1万人を超えると予想されると報道された。子供向けのアニメを見て子供が倒れる。日本中が驚いた。マスコミは大騒ぎだった。マスコミがこの事件を追いかける姿は、後先考えず食いつくピラニアのようだった。
译文
言归正传。1997年12月16日那个夜晚,全日本守在电视机前收看《宝可梦》的观众中(绝大多数为幼童),大批观众突发严重生理机能紊乱,700余人被救护车紧急拉入医院抢救,其中百数十人情况危殆当即收治入院。尽管多名儿童陷入重度休克,所幸最终未曾出现人员死亡。据后续权威报道估算,即便未曾呼叫急救车,仅在电视机前产生剧烈恶心、眩晕、视力模糊等生理不适的受害者,在全日本保守估计超过万人!一部写给纯真孩童的梦幻动画,竟成了放倒全国孩童的隐形凶器——列岛震动,举国哗然!大众传媒陷入前所未有的嗜血狂欢,宛如闻到血腥味便不顾一切蜂拥撕咬的食人鲳群!
小田原海边的闭目塞听,与交通事故肇事者般的良知拷问
小田原の耳塞ぎと、交通事故の加害者のような孤立感
原文
なぜか被害者の方達の声の多くは、僕には聞こえてこなかった。僕の仕事場が海辺の田舎だったことで、事件の情報が周りの人たちの話題に出なかったのと、加害者の位置にいるだろう僕としては被害状況が怖くてTVニュースをあまり見なかったせいだろう。自宅に届く新聞すら読まなかった。情けない話だが、頭を抱え自分で自分の耳をふさいでいたのかもしれない。だから、この事件の全貌と真相に対して、僕は当時世間に報道された以上の知識はない。
译文
不知为何,在风暴最烈的那段日子里,广大受害者的真实呼喊声,却几乎未曾传进我的耳廓。一方面,我的私人工作室远居海滨乡野的小田原,周遭打渔种地的乡邻茶余饭后自然不会过多议论东京的骚动;另一方面,作为无可推卸被钉在“加害者”十字架上的罪人,我因为打心底里恐惧那怵目惊心的伤情通报,甚至不敢去按电视遥控器,就连送至门前每日早报也任由其尘封未启。说来万分羞愧,那时的我,或许正是紧紧抱着脑袋、死死捂住双耳在逃避现实的懦夫。因此,关于这场浩劫的全部真相与内幕,彼时的我并不掌握超越当时新闻通稿以外的特殊内幕。
原文
だが、あの事件の1年半後に、ポケモン事件の被害を受けた女の子が担ぎ込まれた同じ病院に入院したことで、なぜか急激に生々しく何かに追いつめられた気持ちになったことは確かである。入院するまでは、世間に報道されたこの事件について、知ろうと思えばインターネットで検索できる――当然、現在でも検索でき当時の状況を知る事ができる――が、そこに書かれている内容を云々する、それ以上の情報を僕は持ち合わせていなかった。詳しく知りたくもなかった。
译文
然而,就在事件爆发的一年半之后,由于我自身急性发病被担架抬入小田原当地的一家综合急救医院,当我赫然得知,一年半前遭受宝可梦闪烁残害的那个小女孩,恰恰也是被紧急送进同一家医院时,一种毫无防备、鲜血淋漓的被逼入绝境的窒息感骤然死死扼住了我的喉咙!在住进那家医院之前,世人关于此事的喧嚣,只要在网上敲几下键盘就能查得一清二楚——时至今日网络上也依然能够检索到当年的全景图卷——但我从未有过评头论足的心思,更没有掌握哪怕多一丝的私密线索。坦率地说,在很长一段时间里,我的潜意识在抗拒深究,我根本不敢、也不想知道得太详细。
原文
まるで交通事故の加害者になってしまって、被害者の方にはとても申し訳ないとは思うが、それはわき見運転や飲酒運転などの交通違反をした結果の交通事故ではない気がしていた。被害者の不運はもちろんだが、加害者も不運だった。そう思いたかった。だが……本当にそうなのだろうか?これは、僕だけなのかもしれないが、自分のやっている仕事に漠然とした不安のようなものを感じたのを憶えている。
译文
那种心情,就仿佛自己猝不及防成了一场惨烈交通事故的肇事司机:对倒在车轮下的无辜受害者满心愧疚与剧痛,但内心深处又拼命在呐喊——我绝没有酒后驾车,也绝没有分心开小差,这绝不是我蓄意违章酿成的惨祸啊!受害者固然是倒了天大的霉运,可肇事者何尝不是被命运捉弄的倒霉蛋?当年的我,极度渴望用这种逻辑麻痹自己。然而……果真如此吗?!哪怕只有我一个人这样想,但我分明清晰记得,从那一刻起,一股前所未有的、对自身所从事行当的莫名虚无与深层恐惧,已如附骨之疽般深深扎根在心头。
澄清官方施压谣言:没有恶意的创作,与文人的职业风骨
関係者の圧力の有無と、脚本家としての矜持
原文
で、ポケモン事件とかポケモンショックと呼ばれるその事件は、今となっては10年以上前の出来事になってしまった。正直な話、今もこのコラムであの事件の頃を思い出しつつ書くのはひどく憂鬱で、筆が進まない。ただ、この事件について書いている途中で、コラムを休載してしまって、「いまさら、忘れたいと思っている昔のことをほじくり出すな!」という『ポケモン』関係者からの圧力のようなものがあったのではないかと心配して下さる読者の方もいるようなので、はっきりお答えしておくが、このコラムに関して『ポケモン』関係者から、今までクレームのようなものは一切ない。
译文
这场被世人定性为“宝可梦事件”或“宝可梦冲击(Pokemon Shock)”的浩劫,距今已有十余年之遥。坦白讲,即便是在敲打这篇专栏的当下,每一次重温那段黑暗的岁月,我的心绪依然沉重阴郁、笔锋滞涩。此前专栏曾因我身体不适一度停更,有热心读者担忧是否遭遇了来自任天堂或宝可梦官方高层“别再翻腾尘封黑历史”的政治施压,对此我必须在此堂堂正正澄清:关于本专栏的任何文字,宝可梦官方利益相关者从未施加过哪怕半句微词或审查!
原文
むしろ、あるプロデューサーの方からはアニメ版『ポケモン』の初期のシリーズ構成の首藤剛志が、どんな心算で『ポケモン』に関わっていたか、はらはらしつつも、それが面白いから頑張って書いてくれ、という励ましさえいただいた。僕自身、作品に出来不出来はあるだろうが、自分が後ろめたいと思う脚本は書かない事にしてきた。だから、自分の関わった作品に悪意を持つわけがない。
译文
恰恰相反,甚至有担任决策要职的制片人私下向我温情打气:“看着当年作为初代总舵手的首藤刚志,究竟揣着怎样惊世骇俗的心思执掌航船,虽然每次读得手心捏汗,但实在太珍贵有趣了,请务必笔耕不辍写下去!”作品自当有瑕瑜互见,但我一生从未写过半行让自己良心不安的苟且文字,因而我对自己倾注骨血的造物绝无半点怨恨与恶意。
原文
このコラムを最近、全部、読み返してみたが、僕の筆力不足のせいか、自己弁護しているように読める部分があるかもしれない。しかし、自分の関わった出来事を弁解したり、他人のせいにするようになったらおしまいだと思う。僕としては人生いろいろあったなあと、結構楽しんでこのコラムを書いているつもりである。そもそも、このコラムは、アニメの脚本に興味のある人たちに向けて書いている。僕が経験したことで、アニメの脚本に関連していると思えることを選んで書いている。このコラムがアニメの脚本を知る上で参考になるだろうという主旨がある。
译文
最近我将本专栏自首回以来的文字从头到尾重读了一遍,或许由于我笔力拙劣,某些篇章读起来难免带有一丝自我辩护的意味。然而,若一个创作者开始为自己亲历的惨剧涂脂抹粉、或将过失一股脑推卸给无辜他人,那他的文人生命便彻底宣告死亡!我之所以敲下这些文字,终究是想以平和豁达的心态回望这波澜万丈的一生;更重要的是,本专栏是写给所有对动画剧本抱有炽热好奇的后辈们的。我所遴选采写的,全都是经我肉身检验、真正与动画剧本创作机制血脉相连的宝贵经验。
业界粗制滥造的乱象,与《宝可梦》超规格的模范制作体系
他作品の粗製濫造と、『ポケモン』の驚異的な制作体制
原文
何年もこのコラムを続けているが、たった一度だけ、クレームを受けたことがある。『ポケモン』関係からではない。このコラムのもう一つのスペースで取り上げたロボットアニメのプロデューサーからである。そのアニメ、最初の1話の脚本ができた時に、まだ監督が決まっていなかった。全13話の予定だから、当然最終回までのストーリーは監督抜きの会議で決まっていた。後で決まった監督は、字コンテどおりには絵コンテを作らず、最初の会議で決まった全体ストーリーにいない重要人物を付け加えた。極めてタイトなスケジュールで制作は続き、脚本はアフレコぎりぎりにでき上がってくる絵コンテのつじつま合わせのようになり、結果、当初決まっていた全体ストーリーとは全く別のものになった。そのロボットアニメが放送された後、プロデューサーからクレームがきた。あのコラムのせいで、アニメ放映後にそのロボットを使うゲームやフィギュアの商売に支障がでたのだそうだ。僕は言った。「今度、コラムで『ポケモン』の事を書く予定なので気をつけますよ」
译文
专栏连载数年,我平生仅遭遇过一次官方抗议——但绝非来自宝可梦,而是我曾写及的某部粗制滥造的机器人机甲动画制片人!那部动画在第1集剧本写完时,连监督人选都八字没一撇;全剧仅规划13集,整部大纲竟是在没有导演参与的荒唐会议上草草敲定。半途空降的导演不仅弃原案于不顾,还擅自塞进大堆无关紧要的角色;日程全线崩盘,剧本沦为在配音前夕给粗糙分镜强行圆谎的补丁工具!动画播完后,制片人气急败坏地质问我,声称我的专栏爆料影响了他们后续机甲玩具与周边的圈钱大计。我当时只冷冷回敬了他一句:“放心吧,接下来我马上要在专栏里剖析《宝可梦》了,我会打起十二分精神的。”
原文
ついでだが、『ポケモン』のレギュラー脚本家の1人で、他のアニメのシリーズ構成を何度もしているベテランが、僕に言ったことがある。「『ポケモン』ほど脚本家を優遇しているアニメはめったにないですよ」そりゃあ、アニメ版『ポケモン』にもいろいろ問題はあるだろう。が、制作体制や制作姿勢のしっかりしていることに関しては、このコラムにクレームを言ってきた会社とは比較にならない。回数が多ければいいというものでもないが、脚本会議は、1話分について3回から4回はする。『ポケモン』には脚本の決定稿の印刷台本がある。それは絵コンテを元にしたアフレコ台本とは別である。アフレコ時に、アニメの絵はちゃんと動いて色もついて全部できている。片や、最悪のアニメでは決定稿が印刷されるはずもなく、アフレコの数日前に絵コンテが出来、アフレコに使われる映像は絵コンテのカットそのままである。
译文
顺带一提,宝可梦主力常驻编剧阵容中,一位执笔过多部名作的老资历编剧曾由衷对我说:“像《宝可梦》这样给予编剧至高尊严与优厚待遇的剧组,在全日本打着灯笼都找不出第二个!”诚然,《宝可梦》动画并非尽善尽美;但在制作体制的严谨与对艺术的敬畏上,那些招摇撞骗的劣质团队根本不配相提并论!虽然会议次数不能决定一切,但宝可梦每一话剧本都要经历整整三到四轮严酷研讨;宝可梦拥有独立排版印刷的正式“剧本决定稿台本”——这与根据分镜改写的配音台本完全是两码事!最不可思议的是,当声优走进录音棚时,大屏幕上的动画全部绘制完毕、色彩饱满、动作丝滑交付!而在那些赶工草台班子里,声优们往往只能在配音前几天对着连动都动不起来的分镜草稿盲配!
狂飙突进中的断崖跌落,与死寂冰封的剧本研讨会
絶好調からの転落と、凍りついた脚本会議
原文
TVアニメとして、『ポケモン』は他のアニメと比べて極めて良好な状態で制作されていた。視聴率も悪くない。子供たちへの評判もいい。ゲームの売り上げも好調……。ゲーム「ポケモン」のアニメ化は、うまくいった。誰もがそう思っていただろう。それがなぜ、あんな事件を起こしてしまったのか?元気に走っていたのが、いきなり落とし穴に落っこちた……まさにそんな気分だった。
译文
作为一部商业TV动画,《宝可梦》在当时全日本的动画工坊中,处于无可挑剔的极致优良运转轨道。收视率节节攀升,孩子们为之痴狂,Game Boy原版卡带销量迎来几何级暴增……“这不仅是成功的改编,更是载入史册的奇迹!”全日本无一人不作如是想。可究竟是为什么,偏偏会在最辉煌的顶峰引爆那样的惊天浩劫?!就好比一个满怀生机在阳光下健步飞奔的少年,毫无征兆地一脚踩空、坠入万丈塌陷的绝望深渊!
原文
事件の起こった2日後、TV局は『ポケモン』放映の停止を決めた。視聴者の多くが倒れた原因が解明され安全の確認ができるまで放映できないというのは、TV局としては、当然の処置かもしれない。そして毎週定例の脚本会議の日がやってきた。もちろん、書きかけの脚本は、全てストップだが、その日は、事件後、脚本制作メンバーが、互いの顔を合わせた初めての時でもあった。笑顔も冗談もなかった。つづく。
译文
惨剧爆发仅仅两天后,东京电视台正式发布官方停播决议:即日起,《宝可梦》全系列无限期停播!在彻底厘清观众倒地休克的医学成因并确保万无一失之前,绝不复播——对于电视台而言,这是唯一合法且必然的防御选择。紧接着,每周例行的剧本研讨会如期召开。所有正在推进、修改、起草中的各集剧本,毫无例外全部被紧急叫停封存。而那一天的会议室,也是在大祸临头之后,剧本创作团队的核心成员们第一次在现实中直面彼此的面孔。昔日飞扬着灵感碰撞与欢声笑语的房间里,没有一丝笑容,没有半句玩笑,唯有如墓碑般冰冷窒息的死寂在空气中缓缓蔓延……且听下回分解!
Archive record 档案信息
- Date
- 2008.10.29
- Source
- WEBアニメスタイル「シナリオえーだば創作術――だれでもできる脚本家」第161回
- People
- 首藤刚志
- Game / Work
- 宝可梦 动画系列、宝可梦 红·绿
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- 未标注
- Language
- ja
- Status
- published