长篇专访 2016 产经新闻
宝可梦20年构想与宝可梦GO
宝可梦社长石原恒和回顾20年历程,谈宝可梦GO与游戏和现实的融合。
本篇话题 4
人気ゲーム「ポケットモンスター」のブランド事業を展開する株式会社ポケモンの石原恒和社長が、ポケモン20周年を機に産経新聞のインタビューに応じた。開発当初からポケモンにかかわった石原社長は「ゲームと現実世界を融合し、双方を豊かにすることが今後も変わらない理想」と強調。新機軸のスマートフォン向けでも、遊びながら楽しい人間関係を築けるようなゲームを目指すと語った。主な一問一答は次の通り。 (聞き手 牛島要平)
经营人气游戏《宝可梦》品牌业务的株式会社宝可梦社长石原恒和,借宝可梦20周年之机接受了产经新闻的采访。从开发初期就参与宝可梦的石原社长强调:“将游戏与现实世界融合,使双方都更加丰富,是今后也不会改变的理念。”他还表示,在智能手机这一新领域,也将以打造能在游玩中建立愉快人际关系的游戏为目标。主要问答如下。(采访者 牛岛要平)
“让游戏与现实双方都更加丰富”“将智能手机与游戏机整合”……一切都具有划时代意义
産経新聞
ポケモンは平成8(1996)年2月、任天堂の携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」向けに第1弾のソフトが発売された。シリーズは計25タイトルを数え、今年2月下旬の時点で世界累計販売本数が2億本を突破した
宝可梦于平成8(1996)年2月面向任天堂便携式游戏机“Game Boy”发售了第一款软件。系列累计已达25款,截至今年2月下旬,全球累计销量突破2亿份。
石原恒和
「主人公が自然を舞台に架空の生き物(ポケモン)を持ち歩き、強い敵に挑むというロールプレーイングゲームは最初からの構想だった。そこから、強いポケモンを捕まえるだけでなく、好きなポケモンを育ててレベルを上げるなど、幅広い遊び方を可能にしていこうと工夫を重ねた」
“主人公以自然为舞台,带着虚构生物(宝可梦),挑战强敌——这种角色扮演游戏是从一开始就有的构想。在此基础上,我们反复琢磨,不只是捕捉强大的宝可梦,还要能培养自己喜欢的宝可梦、提升等级等,实现多种多样的玩法。”
産経新聞
ゲームを通じてプレーヤー同士が交流できる点も画期的だった
玩家之间能通过游戏交流这一点也具有划时代意义。
石原恒和
「ゲームで捕まえたポケモンを(通信機能で)学校の友人と交換する遊びは、子供たちにとって初めての経験だった。ゲームの世界と現実に起きていることがともにリアルでおもしろく、思い出に残る体験になったようだ。『転校していったあいつが最後に置いていったポケモンがこれだった』とかね」
“把在游戏里捉到的宝可梦(通过通信功能)与学校的朋友交换,这对孩子们来说是第一次体验。游戏世界与现实中所发生的事都既真实又有趣,似乎成了留在记忆中的经历。比如‘转学走的那家伙最后留给我的宝可梦就是这个’。”
産経新聞
今年4月に配信を始めた初の本格的スマホ向けゲーム「ポケモンコマスター」は、チェスのようにポケモンを動かして相手陣地を攻略する。シンプルだが勝ち抜くのは難しい
今年4月开始上线的首款正式面向智能手机的游戏《ポケモンコマスター》中,像国际象棋一样移动宝可梦来攻占对方阵地。规则简单,但要连胜却很难。
石原恒和
「ポケモン同士がそれぞれの(攻撃パターンの)ルーレットを回して対戦する遊びなので運に左右されるが、確率を把握した上で一番いい手を指せるプレーヤーが強い。運の要素をできるだけ自分の中で細かく計算して遊びを楽しめる」
“这是宝可梦之间各自转动(攻击模式的)轮盘进行对战的玩法,所以会受运气左右,但能在把握概率的基础上走出最好一步的玩家更强。可以尽量在自己心中细致计算运气要素,享受游玩乐趣。”
産経新聞
ポケモンとして初めて人工知能(AI)を取り入れた。AIを使った将棋ゲームで知られる「HEROZ(ヒーローズ)」(東京)との共同開発だ
作为宝可梦首次引入人工智能(AI)。这是与因使用AI的将棋游戏而闻名的“HEROZ”(东京)共同开发的。
石原恒和
「ゲームが複雑すぎるという指摘もあり、AIに助けてもらったらいいと考えた。ヒーローズも『ポケモンは駒の種類でいえばとんでもない数になるので一筋縄でいかないが、やってみたい』と賛同してくれた。難しいゲームだが、今までより高度なところまで到達できるようになる」
“也有人指出游戏过于复杂,我觉得借助AI会更好。HEROZ也赞同说:‘宝可梦按棋子种类来说数量惊人,不是那么简单,但我们想试试。’虽然游戏很难,但将能达到比以往更高的水平。”
在智能手机游戏领域的展开
産経新聞
スマホ向けゲームの将来をどう考える
您如何看待智能手机游戏的未来?
石原恒和
「最近の日本のスマホ向けゲームはどんどん画一化していて、プレーヤーもそのことに安心して、『楽だからいいや』ということになってきている。特に日本に顕著な現象で、収益の9割ほどを国内で稼ぐゲームが多く、全世界的に成功している事例は少ない」
最近的日本智能手机游戏正变得越来越千篇一律,玩家也对此感到安心,觉得“轻松就好”。这是在日本尤为显著的现象,许多游戏约九成收益来自国内,能在全球取得成功的案例很少。
産経新聞
国内でのスマホ向けゲームの台頭がゲーム業界に与える影響は
国内智能手机游戏的崛起对游戏行业的影响是什么?
石原恒和
「スマホのおかげでゲーム人口が拡大したが、ゲーム専用機でじっくり遊ぶ人がどんどん減っている。『そんなことをしているくらいなら、スマホでぱぱっと空いた時間でやって、残りは別のことに回したい』という生活リズム、思考の流れが加速している」
智能手机让游戏人口扩大了,但用专用游戏机慢慢游玩的人正在不断减少。“与其做那种事,不如用智能手机在空闲时间快速玩一下,剩下的时间用来做别的事”——这种生活节奏和思维流向正在加速。
産経新聞
海外でもそうか
海外也是这样吗?
石原恒和
「米国でもそういう人が増えているが、日本ほど急激でないし、深くゲームを遊びたいという人が多い気がする。日本で売れたから海外でも売れるかというと難しい。日本のスマホ向けゲームが(国内での発展にとどまる)ガラパゴス化しないようにしたい」
美国这样的人也在增加,但不像日本那么急剧,感觉想深入玩游戏的人很多。在日本卖得好,到了海外是否也能卖得好,这很难说。我希望日本的智能手机游戏不要(只停留在国内发展而)陷入加拉帕戈斯化。
産経新聞
株式会社ポケモンとしてはどう対応していく
株式会社宝可梦打算如何应对?
石原恒和
「私たちとしては米国や欧州などのさまざまな地域で、ポケモンがより広がって遊ばれることを目指している。日本的なゲームの売られ方やルールにとらわれすぎ、海外での展開力を失ってしまうことを危惧(きぐ)している」
我们的目标是在美国、欧洲等各个地区,让宝可梦更广泛地传播开来、被更多人游玩。我担心过于拘泥于日本式的游戏销售方式和规则,会失去在海外展开的能力。
産経新聞
衛星利用測位システム(GPS)などの位置情報を利用したスマホ向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を年内に世界で配信する狙いは
利用全球定位系统(GPS)等位置信息的智能手机游戏《宝可梦GO》计划年内全球上线,其目的是什么?
石原恒和
「位置情報を活用して実際に世界を歩くわけだから、ゲームと現実の境目が取っ払われ、ポケモンのビジョンに近づく。この遊びが生み出す爆発力はまだ未知数だが、これまでにないゲームが生まれつつあるという予感はしている。どのくらい世界中で広まっていくか楽しみ」
“因为要利用位置信息实际在世界中行走,游戏与现实之间的界限被消除,更接近宝可梦的愿景。这个玩法所产生的爆发力还是未知数,但我预感一种前所未有的游戏正在诞生。我很期待它能在全世界传播到什么程度。”
産経新聞
米グーグルから独立した「ナイアンティック」と共同開発し、同社が世界で成功させたスマホ向けゲーム「イングレス」の技術を応用している
与从美国谷歌独立出来的Niantic共同开发,应用了该公司在全球取得成功的智能手机游戏《Ingress》的技术。
石原恒和
「ナイアンティックはグーグルマップをつくった技術者が中核。データベースを構築していく彼らの技術の高さに期待している」
“Niantic的核心是制作谷歌地图的技术人员。我期待他们构建数据库的技术实力。”
VR的可能性
産経新聞
仮想現実(VR)の技術を取り入れたゲームも話題だ
融入虚拟现实(VR)技术的游戏也成为话题。
石原恒和
「VRは没入感が深く、あれほど強いインパクトを与えるものはない。風や振動が加われば、断崖(だんがい)絶壁に立たされる感じや、ジェットコースターが外れて飛んでしまうような怖さも味わえる。テーマパークのアトラクションにどんどん組み入れられるだろうし、短時間なら家の中で楽しめるエンターテインメントとして成立する可能性がある」
“VR沉浸感很深,没有比它更能带来强烈冲击的东西了。如果加上风和振动,还能体验到站在悬崖绝壁上的感觉,以及过山车脱轨飞出去的恐惧。它应该会被越来越多地引入主题公园的游乐项目中,并且有可能作为一种短时间内在家里享受的娱乐方式成立。”
産経新聞
ポケモンをVRで楽しめる日も来るのか
能用VR享受宝可梦的日子也会到来吗?
石原恒和
「私たちがやろうとしているのは正反対。ゲームが現実世界のおもしろさを拡張してくれるようなしかけをつくりたい。ゲームに夢中な子供を外に連れ出すのは難しいが、ポケモンGOは『お父さん、早く外に行こう。公園に(人気のポケモンの)ピカチュウがたくさんいるよ』という展開になる」
“我们要做的正好相反。我们想打造一种让游戏扩展现实世界乐趣的机制。让沉迷游戏的孩子出门很难,但宝可梦GO会变成‘爸爸,快点出门吧。公园里有很多(人气宝可梦)皮卡丘哦’这样的局面。”
宝可梦的目标
産経新聞
任天堂が次世代機「NX」を来年3月に発売する
任天堂将于明年3月发售下一代主机“NX”。
石原恒和
「ポケモンは任天堂のゲーム機で育ったコンテンツなので、NXには大きな関心を持っている。ポケモンはゲーム機を持ち歩き、通信機能で友人と一緒に遊ぶゲーム。現在、最も持ち歩きに適したデバイスはスマホなので、ゲーム機とスマホを上手に統合して遊びが広がっていく状況が理想的な展開だ」
「宝可梦是在任天堂的游戏机上培育起来的内容,所以我对NX非常关注。宝可梦是随身携带游戏机、通过通信功能和朋友一起玩的游戏。现在,最适合随身携带的设备是智能手机,所以把游戏机和智能手机很好地整合起来、让游玩方式不断扩展,这是理想的展开。」
産経新聞
昨年7月に死去した任天堂の岩田聡前社長との親交が深かった
他与去年7月去世的任天堂前社长岩田聪交情深厚。
石原恒和
「岩田さんと私で、何が自分たちにとって一番の強みかを考え抜いてきた成果がポケモンGO。岩田さんは、スマホで拡大したゲーム人口に専用機をどう位置づければよいのかをずっと考えていた。遺志を継いだ現在の任天堂もスマホとの関係を意識して新しいハードをつくっていると思う」
「岩田先生和我一起反复思考,对我们来说最大的优势是什么,其成果就是宝可梦GO。岩田先生一直在思考,该如何为因智能手机而扩大的游戏人口定位专用游戏机。继承他遗志的现在的任天堂,我想也是在意识到与智能手机关系的前提下制作新硬件的。」
産経新聞
ゲーム専用機の新しい可能性は
游戏专用机的新可能性是什么?
石原恒和
「スマホが実現したゲーム人口の拡大と遊びの質の変化に対して、専用機が持っている力や良さも強く意識されてくると思う。その辺が一番いい具合に混ざり合ったときに、ゲーム産業は最大化するはずだ。単純にスマホ向け市場がふくらんで、専用機が衰退するという流れにはならない」
「面对智能手机实现的游戏人口扩大和游玩质量的变化,专用游戏机所拥有的力量和优点也会被更强烈地意识到。当这些部分以最好的方式融合在一起时,游戏产业应该会实现最大化。不会简单地变成智能手机市场膨胀、专用游戏机衰退的走向。」
産経新聞
最後に、ポケモンでこれから目指していくものは
最后,宝可梦今后要追求的目标是什么?
石原恒和
「繰り返しになるが、ポケモンの役割は、ゲームの世界の遊びと、現実世界のおもしろさの融合。そのためのアイデアを一個一個実現させてきた。現実とゲームのどちらかに偏って引きこもりが起きたり、想像力をなくすのではなく、両方に熱量が上がり、ポテンシャルが上がるような世界を実現させたい」
「虽然重复,但宝可梦的作用,是融合游戏世界中的游玩与现实世界的有趣之处。为此,我们一个一个实现了相应的点子。不是偏向现实或游戏某一方而导致闭门不出,也不是失去想象力,而是希望实现一个让两方面的热度都提高、潜力都提升的世界。」
Index 本篇提到
- 人
- 牛岛要平岩田聪 · Satoru Iwata
- 宝可梦 1
- 皮卡丘
- 地点
- 东京
- 为这篇提供背景宝可梦20年:连接现实与虚拟同为石原恒和回顾宝可梦20年与GO构想
- 后来回应了这篇宝可梦GO:现实与游戏的融合同报后续报道GO,石原谈与岩田聪最大项目